山吹堰は大日向に入って最初のチェーン脱着所の北のはずれに取水口のハンドルが見える。遠慮気味に石を並べて取水壁を作っている。取水されるとそのまま国道を横断し向きを変え南下する。チェーン脱着所の南で再び国道を横断するが以前はここに耕地があったのだろうか。即売所の裏を通り、数回クランクをして国道の反対側の菅平発電所目指して三度国道を超える。この菅平発電所は菅平ダム建設に伴いダム完成と同じ昭和43年から発電を開始している。ダムから延々と伸びたパイプによる導水で発電している。発電所の前を過ぎると、横沢第１発電所の用水路に並んで流れるがすぐに離れ農道沿いに下る。ビニールハウスの脇を過ぎると目の前に水田が開けている。農道の途中で堰は左に折れ、畦に沿って傾斜を流れ落ち右左折を繰り返すとやがて神川の落ち口に達する。右手から迫ってきている山は小西(1240.3m)である。